ストレス解消法に効果的なストレッチのポイント

ゆっくり深い呼吸を意識する

体をひねったり、のばしたり。ストレッチをする時、そんな慣れない動きに気を取られて、気づかないうちに息を止めてしまっていた、という経験はありませんか。あるあるですよね。でも実は呼吸って、大事なポイントなんです。

深い呼吸は、筋肉の伸びと関係があるようです。ゆっくりと深い呼吸を続けることで副交感神経が優位になると言われています。そして副交感神経が働くときに血管が柔らかくなり、筋肉が伸びやすくなる、というわけなのです。

ちなみに、リラックスしているときに副交感神経の働きが活発になるそうです。
そして、特に副交感神経が働くのは息を吐くとき、とのこと。息をしっかり吸った後、ゆっくり、長ーく吐き出すことを意識してみてはいかがでしょうか。

痛みを感じるほどに伸ばさない

ストレッチをしていると、痛ければ痛いほど効いてると思いがちですよね。でも効果を感じなくて、がっかりしてしまうこと、ありませんか。実は「痛い」は逆効果なんです……。

伸張反射という言葉をご存知でしょうか。筋肉を急激に伸ばしたときに、その筋肉を収縮させる反応のことです。それ以上筋が伸びてダメージを受けないよう、守ってくれているものなんです。
でも筋肉が縮んでしまうと伸びなくなるので、伸張反射が起きないようにストレッチをするのが効果的です。

それで、「痛い」の一歩手前、「気持ちいい」くらいにとどめておきましよう。毎日のストレッチを続けると、少しずつ体も柔らかくなってくるはず。ぜひその日を心待ちにしてください。